90年放送:鬼平傑作作品集

雲龍剣

雲龍剣 ’90年10月3日
【あらすじ】
火盗改メ同心が、立て続けに2人殺された。それは、平蔵が半年前に襲われた時と、同じ者の犯行らしい。平蔵は。その太刀筋から、師・高杉銀平から聞いた、雲龍剣の遣い手・堀本伯道を思い出す。そして、伯道とつながりがある、助次郎という男が浮かび上がる。
【見どころ】
原作が長編だけに、事件の全貌がなかなか姿を見せない話で、さしずめ刑事ドラマのような、謎が解かれていく面白さがある。ラストの伯道父子による雲龍剣対決は見もの、平蔵の剣師・高杉銀平が姿を見せるのも珍しい。

【ポイント】
原作では、同心・吉田藤七が活躍。木村忠吾は後に、この藤七の娘と結婚するのだが、ドラマの中では、忠吾は猫どのの娘・おとくに言い寄っていた。

脚本=田坂啓、監督=小野田嘉幹、出演=平蔵、久栄、酒井、忠吾、小柳、沢田、竹内、山崎、粂八、五郎蔵、おまさ、彦十、堀木伯道(露口茂)、お妙(南條玲子)、助次郎(藤木悠)、堀木虎次郎(前川哲夫)、おとく(桑田和美)