血闘(けっとう) ’89年8月9日放送
【あらすじ】
ある日、市中見回りに出た平蔵は、若い頃に世話になった鶴の忠助の娘、おまさを見かけます。彼女は、今は吉間の仁三郎一味の引きこみ女。だが、仁三郎の急ぎばたらきが嫌になり自ら密偵となることを平蔵に名乗り出た。
ところが、このことが仁三郎に発覚。さらわれたおまさを助けるため、平蔵は仁三郎の盗人宿へと単身乗り込んでいく。
【見どころ】
助けに行った平蔵が、「お前、あの女の何だ?」と盗賊に聞かれ「貴様ら外道の刀で、あの女のイロが斬れるか」タンカを切る。
この一言を聞いたおまさが、感動にふるえる場面は見逃せません。
回想シーンでの、銕三郎時代の平蔵とおまさの姿にも注目です。
【ポイント】
さらわれたおまさは、平蔵に自分の場所を教えるため、針を落としていく。
原作では、おまさは長屋に書きつけを残しておくという設定。
また、おまさには7つになる女の子がいることになっています。
脚本=小川英 監督=田中徳三
出演=平蔵、久栄、佐嶋、酒井、忠吾、山田、竹内、山崎、彦十、おまさ、
吉間の仁三郎(磯部勉) 三井伝七郎(岩尾正隆)、堀場陣内(唐沢民賢)