90年放送:鬼平傑作作品集

おみね徳次郎

おみね徳次郎 ’90年10月17日
【あらすじ】
お互いに別の盗賊一味でありながら、正体を隠して一緒に暮らしていた、おみねと徳次郎。だが、徳次郎はお頭の司令で上方へ行くことになり、それがもとでおみねに素性が知れる。その頃、おみねのお頭・法薬寺の直右衛門も江戸入りをする。昔馴染みのおみねから事情を聞いたおまさは、二人の成り行きを、平蔵の手に委ねる。

【見どころ】
おみねと徳次郎は、惚れ合っているが、女のほうが一枚上手というカップル。その感じが、峰竜太と宮下順子のキャスティングが生きてくる。特に、徳次郎が上方へおみねを連れて行く決意をする食事の場面は、追い詰められても離れられない男女の心情が出ています。

【ポイント】
原作の徳次郎は、兇賊に出てくる網切りの甚五郎の手下。また、没後におみわとは結ばれない。