雨の湯豆腐 ’90年2月11日
【あらすじ】
腕利きの殺し屋・時次郎は、赤大黒の市兵衛から、辻屋の女房お照殺しを依頼される。そのお照は昔、時次郎と惚れあったお吉だった。お照を殺せずに悩む時次郎に別の依頼がくる。こちらも時次郎に深い因縁がある、大工の為吉殺しである。殺しの師匠・宮沢要の助けを借りて、為吉を殺害。そして、お照と再会するのだが・・・。
【見どころ】
浅草のはずれの、一軒家で一人暮らしの時次郎。飼っているカラスだけが友達という、孤独な殺し屋は、映画侍でアラン・ドロンが演じた主人公とイメージがダブル人もいるかも。大出俊演じる宮沢要と平蔵の一騎打ちも見もの。
【ポイント】
原作は鬼平シリーズではなく、後に仕掛け人・藤枝梅安の原作となった「梅雨の湯豆腐」。原作での主人公の名は彦次郎。湯豆腐好きという設定は、梅安ものへと受け継がれる、
脚本=下飯坂菊馬、監督=高瀬昌弘、出演=平蔵、久栄、酒井、忠吾、小柳、沢田、竹内、山崎、粂八、彦十、おまさ、伊三次、時次郎(清水健太郎)、お照(黒田福美)、宮沢要(大出俊)、