いろおとこ ’92年1月29日
【あらすじ】
同心・寺田源三郎は、兄又太郎を殺した盗賊・鹿熊の音蔵の行方を追っていた。
そんなある日、寺田は兄の密偵となっていた女・おせつと出会う。
おせつの叔父・市兵衛は、音蔵と昔なじみ。そこで市兵衛に、音蔵の盗人宿へ案内してもらう話がまとまるが・・・。
【見どころ】
いろおとことは、ホメ言葉ではない。
寺田同心は、惚れてきた女の運命を良くも悪くも変えてしまう、巡り合わせの悪い男である。
目をさまさせる平蔵の厳しさがよく出ている。
【ポイント】
原作の寺田は、名前を金三郎と言い、平蔵でも一目置くほどの剣の使い手となっている。
ドラマでは、そこまでの腕でもないところが、寺田の人間的な未熟さに似合っていた。
脚本=笠原和夫
監督=加島幹也
出演=平蔵、久栄、忠吾、沢田、松永、山田、竹内、山崎、三次郎、彦十、おまさ、寺田又太郎/源三郎(鷲生功)、おせつ(山下智子)、市兵衛(中井啓輔)、お篠(山本郁子)、鹿熊の音蔵(浜田晃)、矢島孫九郎(掘田真三)、松倉の清吉(伊藤高)、小吉(南宗一郎)